絶品インドネシア風チキンスープ ソトアヤムのつくりかた

夕飯にインドネシア料理、ソトアヤム/Soto Ayamを作ったので、レシピを紹介します。

ソトはスープ、アヤムは鶏という意味。ソトアヤムはインドネシア風のチキンスープです。鶏のうま味が凝縮された汁は一般的にターメリック/秋ウコンで黄色く色づいていて、コブミカンの葉の爽やかな香りがします。茹でたビーフンと具材にスープを注いでいただきます。

ソトアヤムはカップ麺Mie Sedaapの味にもなったインドネシアの定番料理。しょうがやシナモンなどのスパイスも入っていて、食べると体があたたまり幸せな気持ちになります。

材料

ソトアヤムの材料はこちら。

ソトアヤムの材料

鶏肉 1/4羽 …よく洗ってから、下味としてターメリックパウダーやライム果汁をからめておくのがおすすめ

小さいお皿、時計回りに
シナモン 5cm
☆キャンドルナッツ/Kemiri 2つ
☆ガランガル 2cm
コリアンダーパウダー 小さじ1
ターメリックパウダー 小さじ1
こしょう 小さじ1
カルダモン 2つ
クローブ/丁子 2つ

大きいお皿、右から
にんにく 5片
☆エシャロット/bawang merah 8片
☆コブミカンの葉/daun jeruk nipis 3枚
ローリエ/daun salam 3枚

おろししょうが 大さじ1 
レモングラス 1本 …味が出るよう切り込みを入れたあと、ばらばらにならないよう結んでおくとよい

☆マークがついている材料は、大久保駅を出てすぐのインドネシア食材店Toko Indonesiaなどで手に入ります。

作り方

①にんにく、エシャロット、キャンドルナッツ、ガランガルを多めの油で炒めます。香りが立ってきたら取り出します。※油はフライパンに残しておきます。

①多めの油で炒めます。すでにいい香り

②ブレンダーに1でフライパンから取り出した食材とコブミカンの葉、生姜、少しの水を入れてペースト状にします。

②ブレンダーでペースト状にします

③2のペーストとレモングラス、シナモン、カルダモン、ベイリーフを、1の油で炒めます。

③香り付けの葉っぱなどと一緒に炒めます

④香りが立ってきたら、鶏肉を加えます。少し焼き色がついたら、大きめの鍋に移します。

④鶏肉を加えます

⑤4の鍋に水とターメリックパウダー、コリアンダーパウダー、塩、こしょうを入れ、煮込みます。煮込めば煮込むほど鶏のうま味が出て、スープが味わい深くなります。時間があったので、私は2時間煮込みました。

⑤鶏肉を煮込む前

2時間後。鶏肉から油やエキス(?)が出てきて、味わい深いスープになりました。

⑥鶏肉を煮込んだ後

⑥鶏肉は取り出して、骨を取り除きながら裂きます。こうすればスープがよく絡みます。

⑥鶏肉はトッピングのために細かく裂きます

Kalau masak dengan benar,
tak perlu perjuangan melepas daging yang menempel ke tulang.

正しく調理したら、
お肉から骨を取り除くのに苦労しなくていいの。

Aruna dan Lidahnya / アルーナと味覚

⑦茹でたビーフンの入ったお椀にゆで卵やもやし、ネギ、揚げニンニクをのせ、スープを注いで完成です。知人のインドネシア出身のお姉さんは、プルクデル/Perkedelというじゃがいものコロッケやトマトもトッピングしていました。

ライムジュースやサンバル、ケチャップマニス(インドネシアの甘口醤油)をお好みで加えながらいただきます。鶏のうま味と香辛料で食欲がかきたてられます。ソトアヤムは、飲むというより、食べるスープといった感じです。

アレンジレシピとして、鶏を煮込んだ後大量のキャベツを加えてキャベツスープにしたことがあります。野菜をたくさんとりたいときにおすすめです。また、中華麺を入れると「鶏そば あやむや」のスパイシー鶏そばを連想させます(あやむやの料理のほうがずっと濃厚で美味しいですが)。

参考にしたソトアヤムのレシピ動画

インドネシア料理のつくりかたを解説するYouTubeチャンネル「Kreasi Dapurku/私のキッチンの作品」の動画を参考にしました。この動画では、鶏肉を裂く前に揚げるなど、より手の込んだソトアヤムのつくりかたを紹介しています。

インドネシア風チキンスープ、ソトアヤムの作り方でした。インドネシアや日本のインドネシア料理店でソトアヤムを食べるとき、「この味はあのスパイスや葉っぱから出ているのかな」と想像していただけるきっかけになれたら幸いです。

インドネシア風チキンス


ープ、ソトアヤムの作り方でした。インドネシアや日本のインドネシア料理店でソトアヤムを食べるとき、「この味はあのスパイスや葉っぱから出ているのかな」と想像していただけるきっかけになれたら幸いです。