おうちで簡単⁉︎ あみあみクレープ ロティジャラのつくりかた

Roti Jala/ロティジャラは、カレーなどと一緒に食べるマレーシア料理。Rotiはパン、jalaは網という意味だそうです。その名のとおりあみあみの見た目は可愛いくて、カレーがよく絡みます。ラマダン開けの祝祭(Hari Raya/ハリラヤ)などで出されます。

私が初めてロティジャラづくりをしたのは2年前。勢い余ってロティジャラ液を作ったのはいいですが、あみあみにする方法はわかりません。

知恵を絞った結果、その日は角を切った袋に液を入れ、フライパンに格子状に流し出してなんとかロティジャラ(?)を完成させることができました。理想の仕上がりとは程遠い感じ。

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ロティジャラもどき by さくら

 

この無念を晴らすために、昨年、母がマレーシアで料理教室に参加して本場のロティジャラの作り方を習ってきてくれました。

教えてくださったのは、セランゴール州にある料理教室「KitchenVio Cooking Studio」のお姉様たち。

せっかくですからロティジャラのつくりかたをご紹介します。材料、手順ともにとてもシンプルです。

小麦粉3カップ
水3カップ
油2分の1カップ
卵1つ
塩 少々
ターメリック 少々

※友人のお母様は、水ではなくココナッツミルクを使っていました。また、ターメリックの代わりにアジアのバニラとも呼ばれる良い香りのする葉っぱ「パンダン」を入れて、緑色に仕上げていました。

作り

①全ての材料を1分ほど混ぜます。このとき、生地に空気を入れてとろとろにするために、ミキサーをつかうのがポイント。

②ロティジャラ液を容器に入れます。

柄杓に小さな穴がたくさんあいたようなロティジャラを作る器具もありますが、お姉様が使っているのは、お好み焼きにかけるマヨネーズが入っているような容器。液を絞り出すので、出しすぎたり垂れてしまったりすることがなく良いそうです。

「マレーシアでは100均に置いてあるわよー」とおっしゃっていたそうですが、日本では業務スーパーに売ってありました。この容器、絞り口の先をはさみで切ってから使います。先っぽはほんのちょっとだけ切るのよ、ロティジャラは「Thick(厚い)じゃなくてThin(薄い)のが大事だから」とのことです。

③油をひいて温まったフライパンに、容器に入れたロティジャラ液を小さな円をたくさん描くように絞り出します。このとき中火。

④火が通ったら、レース状になったロティジャラをフライパンから出します。3つ折りにして巻いたらマレーシアのあみあみクレープ、ロティジャラの完成!

 

ラマダン開けパーティで見たような、なんとも美しい本場の姿です。

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ラマダン明けパーティ (ペナン州、2019年6月)

 

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ロディジャラは格子状ではなくレース状でした

ぜひ容器を手に入れて、本場のロディジャラをご自宅で作ってみてくださいね。